ツアーナースってどんな仕事?【学校関連編②】

こんにちは!おかゆです(*^^*)

ツアーナースってどんな仕事?【学校関連編①】の続きになります。

今回は、大切な傷病編をまとめてみました!

前回①の記事では、実際の行程や看護師の動き方について説明しています。

こちらを御覧ください。

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ツアー中に多い傷病って?

お家から離れて知らない場所へお泊り。年齢によっては初めて親から離れる子供達もいます。

看護師は子供達を見守るお母さん役!子供達の顔色を観察するようにし、旅行中は常に子供達の安全に配慮して行動します。

SAでの駐車場内の移動は、他の先生方と連携をとって子供達を誘導します。

活動場所で危険な箇所があれば、責任者に報告します。

短期間で普段の様子がわからない大勢の子供達の健康管理をするのは大変です!
大切なのは子供達との関係を築くようにすることです。入院患者さんとも信頼関係が大切ですよね。子供達と関わりやすい雰囲気を出していれば、子供達が看護師に協力してくれるなんてこともあります。
おかゆ
私は初日の挨拶で、「みんなはお友達のことをよく知っているだろうから、お友達の様子がいつもと違うようだったら、先生や私に教えて下さいね!」と言うようにしています(^o^)

子どもたちに多い疾患や症状

病気を抱えて参加する子どもたちは多いです。もちろんお薬も内服しています。

アレルギー(食物、動物、喘息、運動誘発性など)、熱性けいれん、てんかん、発達障害、自律神経失調症、不整脈、糖尿病、夜尿症、クループ症候群、乗り物酔い、皮膚科疾患や症状、突然の嘔吐、発熱など
子供の発達段階に応じた対応が必要になってきます。
乗り物酔いは、三半規管が安定してくる中学生頃までは多くの子供達が酔います。
小学校中学年くらいになれば、薬も自己管理している子が増えてきます。
また、アレルギー持ちの子も自分でエピペンが打てる子がいたりします。
そういった身体的、精神的発達段階や個別性を理解して、準備すると良いと思います。
おかゆ
発熱は特に多いです。毎日誰かしら発熱しています。それが子供を別室に移動させて休ませる必要のあるものなのか、そのまま行程を過ごしても大丈夫なものなのか、アセスメントをしっかりできるようになりましょう。

時期や場所毎によくある傷病を知っておこう

夏(農業体験や登山など)

  1. 虫刺され(蚊、ハチ、アブ)
  2. 打撲
  3. 切り傷や擦り傷
  4. 熱中症
  5. 火傷(BBQや飯盒炊爨)
おかゆ
普段、土の上を歩かないような子どもたちばかりです。初めて山の自然に触れる子も少なくありません。特に小学生はしょっちゅう滑ったり転んだり、疲れて文句ばかり言ったり、駄々をこねたり…。ただ山を登るだけでは終わらないのが子どもたちとの登山です。声をかけて励まし合ったり、一緒に歩いてあげたりと楽しいものですよ。

冬(スキー旅行など)

  1. 打撲
  2. 切り傷や擦り傷
  3. 捻挫
  4. 骨折
  5. しもやけ
おかゆ
冬に多い感染症もきちんと理解して行動できるようにしておきましょう。

川や海

  1. 虫刺され
  2. クラゲ
  3. 転倒
  4. 打撲
  5. 切り傷
  6. 熱中症

スポーツ合宿

  1. 打撲
  2. 切り傷
  3. 擦り傷
  4. 捻挫
  5. 骨折
  6. 熱中症

社会科見学中心や修学旅行

移動が多いときは、ダントツで乗り物酔いですね!!
バスの車内では基本的に看護師席が決まっています(最前列が多い)が、子供達の様子によって号車を変更したり、体調の悪い子を隣に座らせたり、座席を移動させたりします。
先生とコミュニケーションをとることが大切ですね◎
その他は、基本的に待機業務が多いので平和なことが多いです(*^^*)

おかゆ
病院のように何でも物品が揃っているわけではありません。血圧計がない場合は触診測定する、担架がない場合はバスタオルやシートを使用する、三角巾がない場合はタオルで代用など、対応力が求められます。

実際の対応の流れ

学校により対応の流れが違うことも多いですが、基本的にはすべて先生を通した方が良いです。

理由は、先生方が全体の状況を把握していなければならないからです。傷病が発生した場合、行程や人員配置の調整をすることもありますし、子供の親に連絡することもあります。そういった連携がスムーズに行えるよう、まずは先生を通して看護師のもとへ来てもらうよう子供たちには伝えましょう。

あとは、就寝中に勝手に子供が部屋に入ってくることも防げます…(笑)

おかゆ
打ち合わせ時に先生方と対応の流れを確認しておくとスムーズです。
  傷病発生! → 先生対応 → 看護師への報告 → 看護師対応 → 初期対応時の先生や担任への報告
また、あくまでも看護師は、現場で唯一の医療知識を持つアドバイザー兼救護担当。病院の受診や帰宅要請、感染症発生時の対応などを最終的に決めるのは同行している学校長や管理者です。
おかゆ
病院の受診が必要な場合は、その日の行程なども考慮して、先生方と話し合うことになります。
( 実際の事例 )
朝から気分が悪いと訴えがあった児童(基礎疾患なし)。朝の朝礼で顔色が悪く、担任の先生から私へ報告あり。
本院の顔色は悪く、息苦しさを感じていたが歩けていた。
すぐに保健室にて楽な体勢になってもらい、血圧や脈拍、SpO2を測定。
RTが200以上あり、吐き気と動悸がしだしたと。
私は、病院受診の必要性があると判断。行程は最終日であり、朝食後は片付けをして長時間のバス移動となるため、近隣の病院を受診するタイミングも今しかないと考えた。
現在の状況と病院受診の必要性を担任の先生と学校長に報告する。すぐに子供の親と病院に状況を伝えてもらい、宿の車にて出発。
他の児童たちは行程通り宿を出発(途中お土産を購入するイベントあり)。
病院についた当該児童は、頻拍が持続していたためワソランをiv。
落ち着いてから、先生と連絡を取りあい、バスに乗る他の児童達と合流し、その後の行程は問題なく終えることができた。
おかゆ
ワソランiv後に顔色はすっかりもとに戻り、病院で医師や看護師から優しい言葉をかけてもらった児童は、ニコニコ笑顔で、みんなと合流し楽しく行程を終えられたので、私も安心しました。

心のケア

子どもたちは身体的にも精神的にも発達段階のど真ん中にいます。
学校から離れた場所とはいえ、そこは教育の現場です。看護師も行事の目的を理解して子供の教育に関わる必要があります。
特に看護師は、子どもたちの心の逃げ場となりやすいので、先生方と連携して心のケアや教育にあたっていきましょう。
どんな事例があるか、いくつか例を以下に挙げておくので参考にしてください。

初めて親から離れたお泊り

幼児の行事では、初めて親から離れる子も少なくありません。
泣いたり、行事の進行を妨げようとする子供が多いです。

食べられない

移動教室はいつもと違う生活環境になるので、そんなストレスから食事が食べられない子供がでてくることも。
他に原因はないか慎重にアセスメントをする必要がありますが、基本的にはストレスが多いです。
本人もどうして食べられないのか困ってしまいます。

ケンカ

小学生のツアー中、1回くらいはケンカに出くわします。
保健室が片方の立場の逃げ場になることもしばしば。
基本的には先生がケンカの収束に向けて子どもたちを導いてくれます。

不登校気味の子

いろんなタイプの不登校があります。
一部行事だけ参加して親と帰宅する子もいますし、看護師や先生と行動をずっと共にする子もいます。
必ず先生から情報提供があるとは思いますが、少しでも本人が楽める行事になるよう協力できると良いですね。

発達障害の子ども

発達障害にも色々ありますが、必ず先生からの情報提供や対応方法の説明があります。
怒りが収まらなくなったときに重たいベストを着させたり、集会中に落ち着きがなくなる子には一緒にいて声をかけてあげたり、先生方と子どもたちの様子を見ながら連携してサポートしていく必要があります。

救急バックに入っている薬は使っていいの?

基本的には使いません✕

理由は、アレルギー発症の可能性があるからです。子供には、まだ未確認のアレルギーが眠っています。
学校の救急バックには普通に飲み薬や塗り薬が大量に入っていますので注意してくださいね(笑)
虫刺され薬などの成分もしっかり確認しましょう!痒みに対しては冷やすなどの方法もありますよね!
安易に薬を使わず、まずは他の対応方法を考えてみましょう。

 

おかゆ
今日はここまで!ツアー中に起きやすい傷病についてまとめてみましたが、アナフィラキシーや突然の意識障害などにも私は遭遇したこともあります。心臓マッサージやAEDの使用など基本的な救命動作や先生方への指示出しもきちんと理解しておくことが大切です。
新人
ある程度の予測や準備は大切ですが、予想外の事態でも迅速に対応できるよう、その場その場で頭で考えることが大切だとわかりました!

 

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