「看護師なんてやるもんかーっっ!!!」
と高校時代に思っていた私。
だって、患者さんの一番近くで異変に気づける自信もなかったし、そんな命に直結する責任重大な仕事を自分ができるとは思えなかったんです。
教職系家庭に育った私は、自然と教師を目指すようになり、学生時代にお世話になった養護教諭(保健室の先生)になりたいと考えていましたが、養護教諭は狭き門。そんなこともあり、養護教諭養成課程のある看護系の大学に進学することにしました。
養護教諭憧れますよね〜!
養護教諭になるには、
1 教育学部の養護教諭養成課程
2 看護系大学の養護教諭養成課程
3 類似学科(体育科や栄養科など)の養護教諭養成課程
に進学するのが最短です。
文部科学省HPから大学一覧を確認できます。
2種の免許では採用が厳しいと当時聞いていた私は、万能な養護教諭1種がほしい!
でも狭き門だし自分の人生の選択肢を増やすことができる看護師と保健師の免許もほしい!
でもでも絶対看護師にはならない!
と思っていました。人生簡単に考えすぎだな私(笑)
欲張りで保険の欲しい私はそんなことを考えて、看護系大学に進学することに決めたのでした。
でもここで考えなければいけないのは、
看護系大学でも、2年目に試験を行って選びぬかれた人しか養護教諭課程に進めない大学(国立大学に多い)もあれば、希望すれば全員養護教諭課程に進める大学もあるということ。
私は、試験は大学入試で十分と思っていたので、後者の大学へ進学しました。
今になって思うと、私の性格的に後者にして正解だったなと思います。
なぜかというと、前者の場合は看護系や一般教養の授業でいっぱいいっぱいになってしまうことや、大学生活が楽しすぎて養護教諭を目指すモチベーションがなくなってしまうことで、養護教諭養成課程を諦めてしまう人が多いという現実があるからです。
気持ちが不安定な大学生の時だったら自分もそうなっていた可能性が高いので、私の場合は自分に合った選択ができていたんだなと今になって思います。
試験のない私の大学でさえも、養護教諭課程から脱落した人は何人かいました。
そんなわけで、私の養護教諭への道はスタートしたのでした。